劇団カッパ座は1968年の立上げ以来
多くの作品やユニークなキャラクターを
生み出してきました。
そのカッパ座を支える座長さんもまた
たいへんユニークな方です。
子ども達からは「カッパ爺」と呼ばれ、
少々強面ながら優しい眼差しで
子ども達と向き合います。
そんな座長さんからメッセージが届きました。
メッセージの最後に大切なお願いもありますので、
最後までお読みくださいね。
「みにくいアヒルの子」制作にあたって
カッパ座の『みにくいアヒルの子』は1975年の初演から1983年、2004年と上演され、本年は4回目の再演です。
6000名を飲み込んだロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムでの公演終了後、アメリカでも有名な教育関係(カリフォルニア州教育局長ウイルソン・ライルス氏)が、拍手と共に歩み寄り「素晴らしい劇だった、しかしあなたの劇団は大切なことをひとつ忘れている。それは、こぼれる涙を拭うハンカチを用意していないことだ」。この言葉を今でも鮮明に覚えています。
『みにくいアヒルの子』は悲しい物語ではありますが、相手を思いやる気持ちの大切さや家族愛の温かさ、別れを乗り越え自立し成長していく姿を通して、ご覧になった皆さまには、多少なりともお土産が出来るのではないでしょうか。
どうか皆さま、劇場へお運びの際には、ハンカチをお忘れなく。
劇団カッパ座
古市 カオル
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