2015年7月5日日曜日

座長さんからのメッセージ

劇団カッパ座は1968年の立上げ以来

多くの作品やユニークなキャラクターを

生み出してきました。


そのカッパ座を支える座長さんもまた

たいへんユニークな方です。

子ども達からは「カッパ爺」と呼ばれ、

少々強面ながら優しい眼差しで

子ども達と向き合います。



そんな座長さんからメッセージが届きました。

メッセージの最後に大切なお願いもありますので、

最後までお読みくださいね。




「みにくいアヒルの子」制作にあたって

カッパ座の『みにくいアヒルの子』は1975年の初演から1983年、2004年と上演され、本年は4回目の再演です。
6000名を飲み込んだロサンゼルスのシュライン・オーディトリアムでの公演終了後、アメリカでも有名な教育関係(カリフォルニア州教育局長ウイルソン・ライルス氏)が、拍手と共に歩み寄り「素晴らしい劇だった、しかしあなたの劇団は大切なことをひとつ忘れている。それは、こぼれる涙を拭うハンカチを用意していないことだ」。この言葉を今でも鮮明に覚えています。
『みにくいアヒルの子』は悲しい物語ではありますが、相手を思いやる気持ちの大切さや家族愛の温かさ、別れを乗り越え自立し成長していく姿を通して、ご覧になった皆さまには、多少なりともお土産が出来るのではないでしょうか。
どうか皆さま、劇場へお運びの際には、ハンカチをお忘れなく。

劇団カッパ座
古市 カオル

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